富士登山の前哨戦って位置づけで日帰り登山を敢行しました。
実際に山に登ってみて、高地に慣れることやペース配分、必要な装備などの確認をするためです。
海の日を含む3連休、できれば初日に行きたかったのですが悪天のため断念し、けっきょく最終日の7/16(祝)に行ってきました。
15(日)の夜11時に出発、金環日食撮影行と同じ経路(新名神・新東名経由)で、御殿場IC着が翌朝4:00。
IC付近のコンビニで食料・水を購入し、麓の水ヶ塚公園駐車場に5:00着。
[左]御殿場からの富士スカイライン途中で夜明け [右]水ヶ塚駐車場から宝永火口と富士山
ここで食事や着替え・身支度をして、6:00、始発の登山バスで富士宮5合目へ向かいました。
大人往復1300円、子ども650円ですから、うちの家族4人で4550円、しかも駐車場代も1000円‥‥。
けっこう高いです。まぁ入山料と考えることにします。
富士宮ルート5合目まで約30分、6:30到着です。
[左]富士宮5合からの眺め [右]靴ひもを締め直します
ここで高地順応のため、1時間休憩です。お土産屋を物色したり金剛杖を購入したりして時間をつぶします。
「まいにち富士山」で有名な佐々木さんもおられました。
5合から6合まで初めての登山ということでけっこう時間がかかりました。まだ序の口なんですけどね。ちなみに5合からすぐのトイレは新しくきれいです。
6合の雲海荘で金剛杖に初めての焼き印を押してもらいます。200円也。
ここは熱した平らな板に金剛杖を押しつけます。熱したコテを押しつけるより安定するためか他の山小屋の焼き印よりもきれいでした。
ここまで約1時間。8:30。ここから多くの登山者がめざす頂上への道とは異なり、宝永山へ向かいます。こちらのルートも皇太子が宝永山経由で登頂したということで「プリンスルート」と名付けられ、近年人気らしいです。まぁ後述する理由から上りのルートとしてはおすすめしません。
10分ほどで宝永山と火口を眺めるポイントに到着します。
ここからは火口の底をめざして下ります。
ほどなく火口です。火口着9:00。ここにはベンチもあり、ここで折り返すならちょっとしたハイキングとして良いでしょう。
しかし‥‥ここから先は地獄ルートです。9:30出発
ひたすら砂礫の道を登っていきます。火山礫がくだかれたふかふかの道、いわゆるザレ場というやつです。
出した歩幅の半分以上が滑って無駄になる感覚でなかなか前に進みません。しかも山小屋などの目印がないので、心が折れそうになります。青空と美しい雲を眺めながら少しずつ登りました。
この日はことのほか風の強い日でした。細かな砂や火山灰が風にあおられて飛んできます。ホームセンターで購入しておいた安全めがねと防塵マスクが役に立ちました。
火口底から約1時間強かかって、ようやく宝永山に到着です。
山頂付近にある馬の背と呼ばれるところは強風のメッカだそうで、立っていられないくらい強い風が吹いていました。
帰りは打って変わって快適です。出した歩幅以上に下る感じでサクサクと歩が進みます。1時間半ほどで5合目に戻りました。
その後はバスに乗って水ヶ塚駐車場へ戻りマイカーで帰路につきました。
その後‥‥
3連休の最終日ということで東名高速の豊川あたりが大渋滞。疲れもあって事故ってはシャレにならないので、急遽、浜松SAで高速を降り、ネットで押さえたリゾートホテルに泊まりました。便利な世の中ですね。
夜の8時について翌朝2時チェックアウトと本当に泊まるだけでしたが、大浴場に露天風呂まであり、短時間利用なんてもったいない良い宿でした。
この日は浜松SAで渋滞情報を眺めて逡巡しているところでWOOのTさんと出会ったり、泊まったホテルは5月の金環日食を撮影したポイントの間近であったり、面白い偶然が重なりました。
翌朝、5時過ぎに帰宅。大人は出勤、子どもは通学へ‥‥。さすがにこの日はしんどかったですね。
日焼け止めを塗り忘れた手の甲(ストックを持っていたので常に日差しにさらされていた)が日焼けでイタかったです。
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