春の陽気に誘われて出かけたいが、新型コロナ騒動のため人混みはNGなので、ドライブしてきた。
行き先は逆瀬川山手にある「ゆずり葉緑地」。
この地は、明治時代から砂防工事を行ったことから、「兵庫県の砂防発祥の地」とされている。
なぜこの地で古くから砂防工事を行ったかというと…、
六甲山から大量の土砂が、逆瀬川を下って武庫川に流れ込むことで、合流地点の河床を上げる原因となっていた。そして大雨が降ると、行き場を失った大量の水が川を逆流し、周辺で氾濫するという災害が多発した(逆瀬川という名称もこれが由来という説もある)。それを治めるため、土砂が流入しないように山手に砂防堰堤(ダム)を造ったり、広い河原の中に直線上の流水路を作ったりした。こういった砂防工事を通して、洪水を防いできたということだ。ゆずり葉緑地もこうして計画的に作られた流水路脇の緑地である。
ちなみに現在の逆瀬川はこのとき作った流水路そのものであり、当時の河原(幅200mあったとされる)は、現在は川の両岸の高級住宅街となっている。
今回の動画はドライブレコーダーとドローンの映像を合わせてみた。
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