あじさいの季節、六甲中腹の奥池に行ってみた。今回は六甲山の地形を体感する旅である。
いつもの川西能勢口から尼崎へ。尼崎バスターミナルの阪神バス案内所で乗り継ぎを聞いて国道へ。
芦屋方面のバスは少し前に出たばかりだったので、バス停2つ分歩き、難波バス停から乗り継ぐ。
バス旅02で阪神バスの運転の荒さをディスったが、このバスの運転は至って普通だった。しかし途中のバス営業所で若い運転手に交代、急発進・急ブレーキと荒くなった。運転手の個性か、区間の特性なのか。
JR芦屋駅で30分ほど待ち時間があり、駅周辺をぐるっと一周後、地下の食料品店でパンを買う。
JR芦屋駅からは阪急バスの芦屋ハイランド行きに乗り六甲山中に分け入る。
バスは、つづら折りの芦有ドライブウェイをぐいぐい登り、高度を上げていく。これは鉄道にはない上昇感である。特に左カーブは半径が小さい分、ものすごい横Gを感じる。カーブを抜けるとけっこうな眼下に先ほどすれ違ったクルマが下りていくのが見える。
この急坂は断層である。六甲山を1000m近い山に成長させた原因であり、兵庫県南部地震の原因でもある。
バスはほぼ満員であったが 、東おたふく山登山口バス停までにお客さんのほとんどが下車した。
その後、奥池バス停で芦有ドライブウェイを外れ、芦屋ハイランドへ入る。
山中にあるとは思えない大きな奥池を眺めてバスは南に広がる住宅街をぐるりと巡る。左上の地質断面図から分かるように、ここは断層で仕切られたテラスのような立地にあり、南方に芦屋市街、そして大阪湾を眺める位置にある。ここはセレブな印象のある芦屋の中でも、超の付く高級住宅街である。
バスはハイランドを循環してまた芦屋へ戻るのだが、一応終点であるハイランド北バス停で降りる。
立派な邸宅が並ぶ住宅街を散策する。一区画が300坪以上はあるだろう。道路も広く、敷地までの間の植栽も行き届いている。どのような人生を歩めば、こんな場所で生活できるのだろう。正直、嫉妬の暗い感情に支配される。
奥池の周りをめぐり、奥池園地(公園)で昼食。池を眺めるベンチに座り、芦屋駅で買ったパンで昼食とする。
360度写真 芦屋奥池園地 梅雨らしい曇天である。
このあと有馬温泉へ下るが、まだ時間がある。そこでもう一度住宅街を見るため、芦屋行きの循環バスに乗り、一つ芦屋寄りの東おたふく山登山口バス停で下車。そこで有馬温泉行きのバスを待つ。乗り放題定期券の特権である。
奥池を通り越し、さらにもう一つの断層を上る。大阪湾が垣間見えるルートである。途中の展望所にはドライブ休憩のポルシェやカウンタックなどのスーパーカーが並ぶ。
有馬温泉では2度目だが、宝塚行きに乗り継ぐだけ。そして宝塚へ戻る間はほとんど寝ていたな…。
宝塚直前に目が覚め、お出かけ割と発声して100円だけ払うつもりだったのに、うっかり普通に定期券をタッチしてしまったため、差額を払うことになってしまった。しまった!
宝塚からは電車で川西能勢口に戻り、この旅終了。
このブログ記事に対するトラックバックURL:
No comments yet.
Comment feed
Comment feed