大阪楽遊パスとは、大阪市内の20か所以上の観光スポットに入場できるデジタルチケットである。似たような切符に大阪周遊パスというものがあり、そちらは大阪メトロや大阪シティバスが乗り放題なのに対し、こちらは交通機関のチケットは付いていない。1日券が2000円、2日券が2500円である。ただ観光スポットは1カ所につき一度しか利用できない。

今回、WOOの取材でこのチケットを利用した。「大阪クルーズ」と題した取材は、大阪アクアライナーに始まり、キャプテンライン、サンタマリア、とんぼりクルーズと水上の観光施設を利用した。

私は2日券を買っていたので、2日目の単独行について記していく。

梅田でエンジョイエコカード(休日620円)を買う。まずは行ってみたかった海洋堂ホビーランドへ。最寄り駅は門真市駅なのだが、大阪メトロやシティバスではたどり着けない。考えてみれば門真市なのだから、大阪市の交通機関では行けないのは当たり前か。仕方がないので谷町線で終点・大日駅まで行き、そこから歩くことにする。まぁ1.5kmくらいなので、20分も歩けば…。この日の大阪の最高気温は38.6度だったらしく、午前中から息苦しいくらいの暑さである。まぁなんとか門真市駅までたどり着き、イズミヤ内にあるホビーランドへたどり着いた。

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店の前のめだか師匠とツーショット    

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  四万十のイメージ  

海洋堂の創始者・宮脇修氏が好奇心とアイデアによって、時代の変化を捉えて商売にしてきた歴史、そしてテーマ性を持った大型展示、各造形師の作品展示など、さほど見入っていたわけでもないのだが1時間ほどの時を過ごした。

帰路はさすがにモノレールで大日に戻り、谷町線、中央線で大阪港駅へ。前日訪れた天保山とは逆方向に5分ほど歩いて「GLION MUSEUM」へ。ここは100年近い歴史のある築港の赤レンガ倉庫を使って、クラシックカーを展示するミュージアムである。

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クルマは好きだが、あまりクラシックカーに興味は無かったので、まぁ雰囲気を楽しむ程度だった。

次は心斎橋へ。近くのバス停から前日も乗ったなんば行きに乗る。本当は近くの住之江にある「ボートレース住之江」のB観覧席という特等席にも行きたかったのだが、レースはあるものの繁忙期ということで周遊パスは使えないとのこと。また道頓堀にある「道頓堀ZAZAお笑いライブ」もこの日は休演とのことで、なんか残念の連続である。

そんな少し失意の中で訪れるのは、「忍者トリックハウス」である。これはエディオンなんば店の8階の一区画にある。日本忍者協議会公認の施設とのことだが、紹介するwebを見てもチープ臭がプンプンする。しかし忍者の里である甲賀・伊賀・戸隠をコンプリートしている忍者マニアの身としては行かざるをえない。ちなみに私の子どもの頃の愛読書の一つが「忍術・手品のひみつ」であった。

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入り口からしてズンドコ感が まぁ色々と仕込んでますわな  

周遊パスを魅せると外国人の店員さんにからくり屋敷のコーナーに案内される。どうやら脱出ゲームをさせられるらしい。からくり屋敷からアイテムを探したり、そのアイテムを使ってパズルを解いて出口を目指すという流れである。こちとら前述の忍者屋敷コンプリート者である。店員さんに感心されるレベルでサクサクと進んでいって10分も経たずに脱出してしまった。あとは忍者グッズのお土産コーナーを見るくらいで退出。期待していくと肩透かしを食らう感じだろうが、ズンドコ感は当初からの予想通りだったので、むしろ納得。

最後は、梅田に戻りスカイタワービルへ。茶屋町からの梅北地下道が短くなったとはいえ、物理的な距離が短くなったわけではないので、やはり遠い。絹谷幸二「天空美術館」へ行く。ココは以前に大阪楽遊パスを使ったときに、休みで入れなかった施設だ。

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普通の絵画展示だけでなく 立体作品もある  
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3Dめがねをかけての立体動画で作品を次々に見せる手法が新鮮だった。美術に興味も造詣もない私だが、それなりに楽しめた

帰りは中津駅まで歩き、改札前のケーキ屋さんで安いソフトクリームを買い駅前の公園で食べて、この旅終わり。

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