職場からの帰り、東の空に満月を見る。調べたら真の満月(望)が18:16だったので、ほぼ完全な円だったようだ。
翌朝のバスからも白い満月が西の空に見える。冬の満月は月の出ている時間が長い。今回は15時間あまり月が見えていたようだ。これは夏に太陽が出ている時間が長いことと真逆の関係であると考えると理解できる。満月とは地球を挟んで太陽と反対側に月がある状態なので、冬の満月は夏の太陽と同じような経路を天球上に取ることになるためだ。
さてバスを降りた瞬間、道路の先に太陽が見えている。ということは反対方向に満月が見えるはず…。見えるかどうか高度が問題だが、はたして振り返って見た道路の先にある林の上に満月が浮かんでいた。
1億5千万km先にある太陽と、その光を受けて38万キロ後ろにある月が輝いている。その月は昨夕から一晩中、光り続けていたののだ。壮大な劇場であるかのように感じた。
またバス下車後に月の位置を予測できた。理科の有用性を体感できているわけで、嬉しく思う。
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