表題のチケットを使って3日間の旅をした。

ひょうご夏の体験デジタルパス 

まずこのチケットの素晴らしい点を上げる。(下の画像はクリックで拡大する)

デジタルパス0 デジタルパス2 デジタルパス1
JRの乗り放題範囲 無料のJR以外の鉄道/バス 無料の魅力的な観光施設

 

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「ひょうご」を冠しているが、東は三重県・柘植、京都府・東舞鶴、西は岡山県・東岡山、南は奈良県・高田までと、範囲が実に2府5県に広がっている。これだけでも3日間乗り放題ならお得な切符である。例えば大阪駅から城崎温泉駅まで往復するだけでも6080円なので、元が取れてしまう。

次にJR線以外の交通機関であるが、目立つのは全但バスの観光バス「たじまわる」に乗れること。テーマに沿った観光地を回るバスである。土日運行なので週末に合わせる必要があるがこれが乗り放題である。さらに神戸市内の2種類のループバスも乗り放題。神戸三宮から有馬温泉までの往復チケットも一度のみだが無料である。

最後に観光施設である。リニューアルした須磨シーワールド(3100円)、姫路城〔1000円〕、神戸ポートタワー(1000円)、神戸クルーズ船〔1800円〕などなどが無料。3日あれば余裕で全部回ることができる。これだけで…6900円。

このチケットを使わない手はない。

 

さて、このように魅力的なチケットであるが、鉄道マニアはそれ以外の[仕様]に注目が集まっている。それは、このチケットには「JRの範囲内乗り放題チケット」に該当する部分がなく、JR区間は個別にICOCAで乗車することになっている。つまり乗車するたびにICOCA残高がいったん消費されるのだ。しかし。その分が後ほどWESTERポイント[基本]で返却されるという[仕様]になっている。そういえば[ICOCAでGO]という冠も付いている。

このICOCA残高をWESTERポイント[基本]に変換できるというところが耳目を集めているのである。なぜかというとWESTERポイントというのは、乗車券や特急券などのJR西日本の鉄道利用やWESTERカードの使用してのお買い物などを中心に貯めていくポイントであり、現金やクレカから課金できるものではないからだ。ポイント制度を利用するサービスは、普通そんなことをする必要がない。たとえばヨドバシポイントが欲しいからといって現金をチャージしてポイントに変換するなんてナンセンスである(逆はあり得るが)。

しかしWESTERポイントは特別なのである。ポイントに価値がある。なぜかというとWESTERポイントでしか買えない商品というものがあるからなのだ。それが鉄道マニアが超注目するこの夏限定「WESTERポイント全線フリーパス」である。範囲はJR西の全線、新幹線・特急の指定席を含め3日間乗り放題という商品なのである。これは魅力的である。そして必要となるWESTERポイントは9000ポイントである。このポイントをICOCA乗車でためるには9万円分、WESTERカードの買い物でためようとすると100万円必要となる。

それが「ひょうご発見デジタルパス」の期間、範囲内のJRにICOCAを使って乗るだけで、乗った分だけWESTERポイントに変わっていくのである。これが「全線フリーパス」狙いの鉄道マニアに注目されている理由である。私も7月の頭に「全線フリーパス」のニュースを見て、その内容に一瞬小躍りしたものの、ICOCAすら持っていない私がWESTERポイントなどあるわけがなく、速攻諦めていたのである。しかし、それがこの「ひょうご発見デジタルパス」の存在で一気に蘇った。3日もあれば9000円くらい余裕で乗れる!つまり「ひょうご発見デジタルパス」で旅行を楽しみつつ、その過程でWESTERポイントを9000ポイントためるという、一挙両得作戦を取ることができるのである。

WESTERポイントのメリット説明が長くなってしまった。このメリットがなくてもこの夏の旅行は「ひょうご発見デジタルパス」を使ったものとなっていただろうが、9000WESTERポイントをためる行程も含まれているということを知っておいて欲しかったので。

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