tenki.jpより転載

今回は青春18切符での山陽西方面への旅、その1日目である。

台風で日程を一日ずらしたが、それでも台風通過直後の出発。天気はまだ悪い。列車も遅延や運行中止もあり、ダイヤが混乱状態でまったく読めない。とりあえずやってきた西行きの快速に乗る。

垂水駅の手前で新快速に抜かれる。新快速、定時に走っとるやん!大阪発は運行しているのか?

垂水駅でけっこうな時間の信号待ち、先の快速と運転間隔調整間のためだと。通常運行へ調整中ということか。この列車はダイヤ復旧のため完全に捨てられた感。そういえば新快速に抜かれた時も海側の緩行線を走ってたな。

明石駅で名ばかりの快速に見切りをつけ、後から来るはずの新快速乗り換えを図る。うまくいけば一本先に行ける。

10分遅れの新快速に乗り換えて、加古川駅で先の快速に追いつく。姫路駅で下車。

 ここで帽子を無くしたことに気づく[今回のボケその1]。朝、川西能勢口駅で駅前広場を撮影したときに脱いだことは覚えているのだが…とりあえず車内かもしれないので、姫路駅の落とし物受付へ行く。長い階段を登った先にあったが営業時間外……

乗り継ぎの時刻までまだ時間があるので姫路城まで往復する。  

姫路駅0909発 ダイヤは復旧したっぽい。相生駅で乗り継ぎ。岡山から先の乗り継ぎを考えて、瀬戸駅で下車。

駅から5分ほどにあるスーパー・ハローズへ行く。天気は台風一過らしい晴れとなり、そして急に気温が上昇。帽子がないのはツラい。スーパーで弁当とパン類を買う。併設の100均や服屋で帽子を物色するがイマイチ。

 

瀬戸駅10:48始発の三原駅行きは4両編成のクロスシート、ガラガラ。

車内で買ってきた弁当を食べる。ようやく旅らしくなってきた。

このあとの乗る呉線の始発・糸崎駅で下車。駅前に出るがコンビニなど無し、小さなお土産屋で帽子売っているか聞くが無し、近くに売っている店もないとのこと。

13:00糸崎駅始発に乗って三原から呉線乗車。天気も景色も良いので途中下車してみた。今日は夜までに岩国にたどり着けば良いので多少の時間もある。青春18の旅1(2日目)でも触れたが、ダイヤどおりではない行動を取ってようやく自分の旅になるというものだ。Googlemapでロケハンして14:13風早駅下車。「かざはや」カッコイイ名前やね、調べたら愛媛県松山市あたりの豪族由来とのこと。

駅の下の国道沿いにあるJAの販売所で休憩、目の前は青空と瀬戸内海。夏の暑さとともに風も感じる。缶コーヒーと瀬戸で買ったアップルパイを食う。うまし。

 

1時間ほどの散策の後、広駅行きに乗車。呉線の列車はやたら徐行する。特に海の眺めが良いところで徐行しているように感じるが、路線的に保守がされていないことが原因での徐行らしい。

16:01広駅で乗り換え一気に岩国へ。今日はクロスシートばかりで嬉しい。この列車は激混み。広島球場でカープの試合があるようだ。広島駅からも総入れ替えながら激混みが続く。

18:01岩国駅着。日は傾いてきたがまだ明るい。早い夕食をと思い駅前を散策したが、不発。

岩徳線の列車に乗って隣の西岩国駅に18:45着。

西岩国駅は、建て替えられ真新しいが、歴史を感じさせる風格ある造りである。

戦前に山陽本線のショートカット目的の新線として敷設された現・岩徳線が開業した時にできた駅で、そのとき岩国駅という名称が与えられた。今の岩国駅は存在していたのだが麻里布駅と改称された。この駅が岩国の玄関口とされたわけだ。そして海沿いを大回りする麻里布ー櫛ヶ浜の旧・山陽本線は柳井線と改称された。しかしその後、山陽本線の複線電化計画にともない、敷設のしやすさから柳井線が再び山陽本線となり、麻里布駅が再び岩国駅に、岩国駅が西岩国駅と改称され、新線は岩徳線となった、という経緯がある。

写真を撮っていると暗くなってきたからか駅舎内のシャンデリアが灯り、さらに雰囲気が増した。

 

駅前のコンビニで酒や食料を買い込んで、予約していた宿まで15分ほど歩く。

宿は大正末期の老舗で100年ものの木造建築である。狭く暗い廊下を歩くとギシギシと音がなり、ガラスのショーケースが揺れる。ホラー映画さながらの雰囲気がある。横梁も低く頭上注意事項が多い。部屋もレトロな感じであるが、エアコンとテレビなど宿としての体裁は整っていて助かった。風呂も砂利タイル貼りのレトロな感じだった。まぁ素泊まりで安いので何も不満はない。一人でコンビニ食で酒盛りをして寝る。

良くいえば、レトロ感・大正ロマン感

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