image 鉄道模型の半固定レイアウトを設置して2シーズン目を迎え、大分安定した走行が楽しめるようになってきた。

オレンジ色の照明も購入しており、日が暮れてからも夕景の雰囲気を楽しめる。

そうなると次は車両への室内灯設置である。

 

ネットを見ると先人がさまざまなアプローチを試みている。まとめると…

・照明本体はテープLEDを使う

 COB(Chip On Board)タイプが光が均一で良い

 鉄道模型の電圧は最大12Vだが5V電圧用のLEDを使う

(12V用は電圧が低い時=低速時に光らない)

・電気は線路から取る(車両内に電源は不要)

 線路から車両内までの電気の引き込みは、車両のメーカーや販売時期により様々

 鉄道模型は+-が入れ替わるので、ブリッジダイオードで極性を固定する

・電圧が高いときは明るすぎるので、電流を調整するために

 抵抗やCRD(定電流ダイオード)をつける

・集電不良に対応するため、コンデンサをつける

などなど、知らないことだらけだったのだが、自分でも工作できそうだ。

 

昨年の年末から、国内の電子部品メーカー、Amazonやアリなどから部品を買いそろえた。

テープLED、ブリッジダイオード、集電スプリング(トミックス車両用)、銅板(Kato車両用、工作汎用)、タンタルチップコンデンサ・電解コンデンサ・超小型セラミックコンデンサ、抵抗、定電流ダイオード、極細リード線…etc

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買いそろえた部品 最初の頃の試作品 試行錯誤中

LEDテープをCOBタイプにしたり、抵抗の代わりに定電流ダイオードにしたり、タンタルチップコンデンサを普通の電解コンデンサに変えたりと試行錯誤を繰り返す。

コンデンサは電解コンデンサが一番安定するのだが、組み込むスペースが無い場合は、超小型のセラミックコンデンサを複数つなげて使用する。

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50系(トミックス)は
床下までは電気が来ている
スペースが少ないので
タンタルコンデンサを組み込む
 

50系客車(トミックス)は、それなりに新しい製品なので、床下までの電気が来ていて床にコイルを通す穴も開いている。そのため作業は楽である。

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左からブリッジダイオード・
タンタルコンデンサ・定電流ダイオード
・LEDライト
電解コンデンサは大きいが、
容量が大きく安定する
キハ80系は集電機能が無い旧製品

手持ちのキハ80系(KATO)はかなり古い製品で、車軸までしか電気が来ていない。

そのため、極細リード線と銅板で床上へ電気を引き込む。一方でトイレや乗務員室、調理室など窓がない部分が多いので、電解コンデンサを隠すことができた。

 

試行錯誤しながら2編成・12両に車内灯を設置した。費用は1両あたり200円程度である(定電流ダイオードとコンデンサが高い)。

苦労するのは、老眼で細かい部品が見えない点。そしてブリッジダイオードの脚がとにかく脆くすぐに折れてしまうこと。どのくらい脆いかというと、紙製の弱い両面テープの粘着力よりも弱い力で折れてしまうほど。折れたら作業がやり直しになるので、ブリッジダイオードは最後にハンダ付けすることにした。

さて、このあとも順次、室内灯を設置していく。問題は鉄道コレクションのように、まるで集電機能が無い車両だな…。

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