校区の小学校で授業をしてきた。
中学校理科への興味付けという目的で、テーマは「何が電流を通すのだろうか」とした。
演示形式で様々な物質の紹介と電解質水溶液を約30種類、これは電流を通すかな?という一問一答にした。
始めてしばらくして金属が電流を通すということは共通認識としてできたように思う。子どもたちは水銀を見るのは初めてで興味を示していた(電流を通すことはもちろんだが、表面張力の強さによる振る舞いに驚いたようだった)。またアラザン(銀でコーティングされたチョコの粒)も電流を通すことも興味を引いたようだ。
その後、電流を通さない、水・食塩・砂糖・アルコールのうち、水+食塩の組み合わせ(水溶液)が電流を通すことを確認して、他にも塩化銅水溶液やサイダー・果汁、石灰水などが電流を通すことも確認した。濡れた手は汗などで塩分が溶けているので感電することがあるという生活実感と今回の実験が結びついたなら嬉しく思う。
本当はそのあとに、アルカリ性水溶液を酸性水溶液で中和する実験を予定していたのだが、時間切れとなった。子どもたちが活動できる場面が持てなかったのは残念だったが、テーマに対する内容としてはむしろまとまっていて良かったかもしれない。
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