» バスのブログ記事

間違い探しのようだが、長岡京付近の2つの路線図、上が今年の8月のもの、下が11月のものである。

image

image

image

2024年9月末をもって、JR山崎駅から阪急東向日へ向かう鉄道並行路線が廃止された。この80/82番路線については前のエントリーでも存在意義の薄さについて記述したが、早々になくなってしまった。まぁ乗っておいて良かった。また向日町にある二つの鉄道駅の停留所名に「駅」が付くようになった。

 

さて、この地区で唯一乗車していない免許試験場前へ向かう12番路線に乗りに行くことにする。WOOの各自取材で京阪電鉄のプレミアムカーに乗りに行くついでだったので、スタートは京阪淀駅となる。

/////////////////////////

の続きを読む »

その1で乗車した区間をグレーにしてみた。

阪急長岡京地区

残っているのは、

 1.路線図の上方、洛西地区の2路線

 2.路線図の下方、JR山崎駅へ向かう路線

 3.路線図の右方、JR長岡京駅を起点とする3路線

である。

//////////////////////////////////////////////

の続きを読む »

長岡京市を中心に阪急バスの路線網がある。まったく乗ったことがないエリアでけっこう路線数があるので、2日に分けて乗りに行くことにした。

路線図を見ると、併走する阪急とJRの各駅を丁寧にまわっていくようだ。

また一番下の新山崎橋停留所だけは、直通するバスはなく、路線番号が両側できれいに分かれている。

image

では、ひたすらバスに乗り続ける旅の始まりである。

/////////////////////////

の続きを読む »

表題のチケットを使って3日間の旅をした。

ひょうご夏の体験デジタルパス 

まずこのチケットの素晴らしい点を上げる。(下の画像はクリックで拡大する)

デジタルパス0 デジタルパス2 デジタルパス1
JRの乗り放題範囲 無料のJR以外の鉄道/バス 無料の魅力的な観光施設

 

////////////////////////////

の続きを読む »

スクリーンショット 2024-08-16 144937

一日目は7月末の日曜日。週末にしか運行のない全但バスの「たじまわる」に乗車する。「たじまわる」はテーマに沿ったバス停を半日かけ来て巡るツアーバスで、所定のバス停でも乗降することもできる。今回は「鉱石の道」号という魅力的なテーマに惹かれて乗車を決めた。但馬地域の生野銀山/神子畑精錬所/明延鉱山(錫)などを巡る旅である。

事前に電話で問い合わせ、日時/乗降バス停を指定しておいた。

たじまわる

 

デジタルパス4

出発は川西池田駅。今回使用する「ひょうご夏の体験デジタルパス」は自由乗降区間のJRはICOCAを利用する。私にとって初めてのICOCA、スマホのアプリであるデジタルICOCAにしてみた。まずは福知山へ向かう。

CIMG1036 CIMG1045 CIMG1049
♪初・め・て・の…ICOCA 福知山行き 黒井駅停留の保線車両

特急待ちの黒井駅で改札外へ出てみた。フリー切符を持っているという意識があるので、息をするように無人の改札を通り抜けてしまったが、これはアウト。ICOCAで下車手続きをしなくてはいけなかった。このときは知るよしもなく。

福知山駅は、広い平地の構内を長い跨線橋でホームを移動するってイメージだったので、高架の立派な駅になっていて驚く。平成の期間に利用したことがないのかイメージが昭和のままだった。待ち時間で改札外に出ようと思い駅員さんに尋ねて、初めてICOCAには途中下車という概念がないことに気づかされる。そりゃそうか。まぁ旅程を細切れにした方が、WESTERポイント的には貯まるから、黒井でも福知山でもいったん出場した方が良かったのだが…。

特急「きのさき1号」に乗る。次の停車駅である和田山までたった1駅の乗車である。この特急に乗らないと「たじまわる」乗車にギリギリになりそうだったため特急券を奮発。料金は前日チケットレスで購入したので500円。デジタルパスのキャンペーンがあって、この区間で特急に乗ると500円返ってくる。実質0円である。

さて実に5年ぶりにJR線の特急に乗る。5年ぶり…自分でもオドロキだ。本当には本当に鉄道マニアなのか…と

福知山と和田山の県境に夜久野町がある。いまだにキダ・タロー先生の「夜久野そば」のCMが耳から離れない。歌詞も秀逸やね。作詞は誰なのだろう。

  ♪夜久野高原にいらっしゃいませんか いつも空気が澄んでいます
   仲良く食べるそばの味は また格別のうまさです
   そこで一句書き添えます ふるさとの 味と香りや 夜久野そば~♪

和田山駅到着。駅前の街並には昭和感が残っている。駅舎はこじんまりとしていて福知山駅とは対照的である。給水塔や機関車庫を含む広い構内跡が残っている。

CIMG1056 CIMG1058 CIMG1062
5年ぶり特急/特典で実質無料 和田山駅/たじまわる乗車券 バス停/竹田城(車窓見学)
デジタルパス3 CIMG1061 CIMG1065

さて、「たじまわる」乗車である。超ベテランのガイドさんからパンフレット類をいただく。竹田城は車窓で見学。

生野駅で最後のお客さんを乗せてバスは生野銀山へ。私は3年前に訪れているのでパスし生野町内を散策するために井筒屋バス停で一人下車。

採鉱された鉱石を精錬する役割で発展した生野(銀山町)の街中が保存されている。口銀谷(くちがなや)銀山町ミュージアムセンターは、この地域の旧家を公開している。広い日本家屋は風通しが良い。奥にある洋館ともつながっている。

CIMG1073 CIMG1075 CIMG1085 
CIMG1076 CIMG1080 CIMG1081

明治の初期に生野銀山が国営となったおり、海外の技術者を招聘して、姫路の飾磨港から生野銀山まで、馬車専用道路を敷設した。国内初の舗装道路で「銀の馬車道」と呼ばれている。20年ほど後、飾磨港から生野駅までは鉄道が敷設され、生野銀山との間は軽便鉄道で結ばれた。その線路跡が、口銀谷に残っている。

ミュージアムセンター脇から市川沿いに軽便鉄道跡を歩く。軌道幅は500mm、これは坑内軌道と同じ幅である。川縁の土地にアーチ状の石積みなどで軌道を確保している。街中に入ると線路跡はなくなってしまうが生野駅まで続いていたはずである。

CIMG1083  CIMG1088 CIMG1090
CIMG1095 CIMG1098 CIMG1089

生野駅に戻る途中でスーパーを見つけたので、昼食を購入し、駅の軒先で食べる。

CIMG1103 CIMG1106 CIMG1109
CIMG1110 CIMG1115 CIMG1112

生野銀山観光を終えた「たじまわる」に再び乗車。次は神子畑選鉱場跡へ。途中の神子畑鋳鉄橋は全国に3番目に古い鉄橋であり、全鋳鉄製としては日本最古の橋である、国の重要文化財に指定されている。

さて神子畑選鉱場であるが、ここは元々は生野銀山同様に銀や銅を産出する鉱山であったが、大正時代に廃山した。しかし明延鉱山から掘り出された錫などの鉱物の選鉱場として、新たに栄えることとなった。夜を徹して稼働し、規模・産出量ともに「東洋一」と謳われ、鉱山時代より栄えたとのこと。

明延と神子畑は、今回「たじまわる]乗車で訪問したが、普通に谷沿いの道路を通ると今でも1時間以上かかる。しかし直線距離はわずか5kmである。この2点を結ぶ「明神鉄道」が昭和2年に完成、明延で採掘された鉱石がどんどん神子畑へ運び込まれ、選鉱され、現在の播但線で飾磨港に運ばれ、専門の精錬所へ送られるという流れが完成した。錫だけは生野で精錬まで行っていた(現在も錫の精錬所として稼働中)。なお明神鉄道は鉱石の搬送が主業務であったが、職員や家族のための人員輸送も行い、1円で乗車できたことから「一円電車」と呼ばれていた。

採石された鉱石は山の上から谷に向けて段状になった施設を経由しながら細かく選鉱されるようになっている。一番下にある濃縮脱水装置であるシックナーが目を引く。

CIMG1130 CIMG1129 CIMG1136
CIMG1134     

簡単な散策時間の後、「たじまわる」は山向こうの明延へ1時間以上かけて移動。

まず明延鉱山探索坑道の見学申し込み(1200円)をしてから、一円電車乗車体験へ。この日は2024年に13回しか行われない乗車体験ができる日であった。一円電車ひろばの入場料は大人300円(中学生以下1円)、この中に電車乗車賃1円も含まれる。何度でも乗車できるが、かなり狭いので正直一度乗れば十分だな。

CIMG1141 CIMG1142 CIMG1143
一円電車ひろば 150mの円軌道 1周2分、2周する

その後、バスで少し移動して、探索坑道の見学へ。

地元の方の案内で坑道内へ。奈良時代の東大寺大仏鋳造のため銅を献上したと伝えられている。その後、明治時代に生野を中心とする政府直轄地となり、明治後期に三菱財閥に払い下げられた。先に書いたように神子畑鉱山跡とセットで、明延で産出、明神鉄道で搬送、神子畑で選鉱というコンビナート構造ができあがった。

明延鉱山は銅や銀なども産出していたが、メインは錫である。国内の90~95%を産出した鉱山なのである。

  CIMG1149 CIMG1146
  坑道入り口、トロッコ線路跡 説明を受けて入抗
CIMG1156 CIMG1154 CIMG1167
江戸時代の採鉱のあと トロッコ跡と右側が圧縮空気のパイプ 圧縮空気は機器の動力や換気に用いる
CIMG1175 CIMG1173 CIMG1176
露天掘り時代のトラック
分解してエレベーターで運び
組み立てて使用したとこのこと
坑道内の涼しさを利用して、
1年間熟成させる明寿蔵
熟成酒「明延」となる
外にでると真夏の熱気

ヘルメットをつけて、地元のボランティアの方の案内で坑道内の見学・学習をする。入抗前に長袖を着ることを勧められる。坑内は年間を通じて10~14度なので、坑外との温度差は20度以上になる。ウィンドブレーカーを着ていても涼しく感じた。

基本、鉱物が取れる鉱脈は、地層の亀裂にそって湧き上がってきた熱水に含まれる鉱物が固まったもので、熱水鉱床という。江戸時代は見つけた鉱脈に沿って手掘りしていた。明治になって、爆破によって横方向へ鉱脈まで掘り進めていき採掘する方法へ、さらに時代が進むと、地下に大空間をつくり一気に運び出す方式(露天掘りの地下版)へ変わっていった。時代が進むごとに深度が深まり、最終的に1000mの深さ(海面下130m)まで採掘していた。

昭和62年に円高が原因で閉山となったが、まだまだ資源としては残っている状態とのこと。

このように時代ごとに多様な採掘方法を見学できるのは稀有である。またガイドさんの説明が非常にわかりやすく、理解が進んだ。地元の顔役さんとのことで、地元愛からボランティアになり、色々学習されているとのこと。

1時間の坑道見学はたいへん学び深いものとなった。これまで何カ所か坑道見学をしてきたが、ここが一番と思う。

 

「たじまわる」はその後、道の駅「ようか但馬蔵」に立ち寄り、八鹿駅、和田山駅へとお客さんを降ろしていった。

このバスツアー、テーマに沿ったルートが秀逸なのと、運行と車内ガイドに専念し立寄り地の観光は客に任せるというスタンスが良い。そして半日あちこち連れて行ってもらって500円は激安である。車内でアンケート記入があって、何円までなら納得できるかという項目があった。おそらく現時点はこういう運行形態のリサーチ期間なのであろう。

CIMG1179 CIMG1181 CIMG1194
和田山駅構内 機関庫跡 福知山 国道沿いのカプセルホテル

「たじまわる」下車後は、福知山へ戻り、安いカプセルホテルに宿泊した。

ちょうど1年前、バスの旅02で、有馬温泉から三宮へ向かう過程で、谷上~箕谷を通った。そのとき神戸市の北部に阪急バスの路線網が広がっていることを意識した。

今回はこの北神戸地区を巡る旅である。この地域はまったく訪れたことがなく、バス旅がなければ,今後も訪れることはなかったであろう…。

 

この地域の阪急バスの路線網は鈴蘭台地区を中心に広がっている。この地区の鉄道は神戸電鉄、そして神鉄バスも走っている。阪急バスとの棲み分けがよく分からないが、神戸電鉄の親会社は阪急阪神ホールディングスであるので、神鉄バスと阪急バスの関係も特に問題はないのかもしれない。

image 

image

阪急バス 神戸市北部・南部 路線図 神鉄バス路線図

 

の続きを読む »

宝塚北部の山間の集落を結ぶ路線がある。

2021年に縮小されたとはいえ、それなりに距離もあり経路も複雑、そして便数が少ない。

乗りごたえのある地区である。

期間運行である長尾山霊園線を除くすべての路線に乗ってきた。

元々は、西谷地区と武田尾駅を結ぶために作られた西谷バス、それが阪急傘下に入り阪急田園バスとなり、最終的に阪急バスに吸収された路線である。

ひたすら車窓が続く60分超え動画を作ってみた YouTube  https://youtu.be/PpADaytjtSM

の続きを読む »

 

 

年末の平日、気になっていた能勢の口山内行きに乗ってきた。

バス旅04と同様に、日生中央からカリヨンの丘まで乗車、そこから県道まで歩いて深谷まで。

DSCF4627 DSCF4629 DSCF4633
夜明け前 日生中央駅 2度目のカリヨンの丘行き乗車

今回はカリヨンの丘下車から深谷乗車まで12分しかなく、けっこう気が急いた。下りで早歩きのためか5分少々で到着。

 

image   DSCF4645
朝1/夕2便の3便のみ
(土日は運行無し)
https://youtu.be/-FATQThkg78 約23分 レア便・口山内行き

 

この便は、平日のみ、朝1/夕2という運行から、終点・口山内にある能勢高校への通学がメインと思われる。

この日は年末(冬休み期間)だったので、能勢の中心地・宿野から先はお客さん0。

名月峠で尾根を越え、東の谷筋へ降りる。

DSCF4646 DSCF4647 kutiyama
終点・口山内 豊中高校能勢分校となっていた 折り返しに乗らないと次は

小春日和の休日、久々にバス旅に行ってきた。

そのバスは豊能町・余野から阪急茨木市駅までを1時間以上かけて結ぶ路線である。料金は830円。私は定期券特典の100円乗車である。

出発は池田駅。昔のバスセンターがなくなっていて、駅前ロータリーのバス停から乗車する。

YouTube動画 1時間あまり長々と乗車風景が流れます…https://youtu.be/5XU7Oi0q6gwhttps://youtu.be/PFpZ5wqTHKM

 

の続きを読む »

過去の記事