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金星は西方最大離角明るさが-4.4等
左隣にあるのが木星で明るさ-1.9等
下にあるのが火星で明るさ1.7等
3惑星が更に接近 2015.10.29
Panasonic DMC-G6
PENTAX-A 100mmF2.8(トリミング)
F2.8 1/8秒 ISO6400
火星と金星が接近し、木星から離れていく 2015.11.1
11.29と同じレンズで撮影したが、木星と火星の視距離(角度)が離れたので、2枚に分けて撮影し合成している。
Panasonic DMC-G6
PENTAX-A 100mmF2.8(2枚の写真から合成)
F2.8 1/8秒 ISO6400
この日は久々に天体望遠鏡を持ち出し観察した。
オリオン座大星雲を観察。ただし図鑑のような色とりどりの絵を期待してはいけない。ぼんやりとした雲のようにしか見えない。
また木星の縞模様(のようなもの)とガリレオ衛星を確認。
しかしRFT望遠鏡のデメリットであるにじみがひどく、見せられる写真にはならず。
職場の人が「今日の月はとてもキレイらしいですねぇ」などと話しかけてくる。なんでもミラクルムーンとTVで騒いでいたらしい。
スーパームーンは聞いたことがあるがミラクルムーン???
調べてみたら、旧暦の9月13日の月を「後の十三夜」といい、旧暦の8月15日の「中秋の名月」とセットで名月であると。で今年は閏(うるう)9月があるので、この「後の十三夜」が2回あると。
名月が3回あるということが珍しい(171年ぶりらしい)ので「ミラクル」ということのようだ。
つまり月が地球に接近して大きく見えるスーパームーンのような天文現象ではなく、日本ローカルの暦の上での「遊び」を捉えて騒いでいるというのが真相であった。
こんなことを大々的に報道することに何の意味があるのだろうか。
よほどニュースが無かったのか、逆に目をそらしたい何かがあったのだろうか。
今年の中秋の名月(旧暦8月15日)は、満月から若干過ぎた状態でした。
中秋の名月に限らず、十五夜が満月となるとは限りません。
「旧暦の15日」とは、新月を迎える日を「1日目」とした場合の「15日目」です。
単純に考えれば満月になるような気もしますが…。
新月の定義として新月になる日(太陽と地球の直線上に月が入る日)を「1日」としている、ここがポイントになります。
たとえば深夜0時過ぎに新月を迎えた場合、その日が「1日」となり、その日の夜に眺める月は(細くて見えませんが)、すでに新月ではありません。逆に深夜0時前に新月を迎えた場合は、その日が「1日」となるわけですから、前例の場合とすでにほぼ24時間分の違いが表れてきます。
さらに新月から新月までの期間が29.5日であること、つまり新月から完全な満月までは約14.8日であって、1日~15日の時間差である14日間ではないことや、月の軌道が必ずしも真円ではないことなども加わって、「十五夜=満月」という図式は成立しないことも多いということです。
月食自身は皆既月食なのだが、日本では月食の終了間際の部分月食の状態でようやく月の出という条件だった。今回は全く興味なく、職場で月を見上げたときはすでに部分月食すら終わっていた。