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うろこ雲 20180905

| 地学, 天気・気象 |

うろこ雲が綺麗であった。秋の季語である。理科的には巻積雲という。2-3日後に天気が崩れる前兆である。

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1/31の皆既月食から2週間。月は地球の周りを半周して太陽の方向にある。

写真は明け方に東の空を写したもの。月の光っている向きから太陽の位置を想像できる。

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↖↙1/14朝撮影 ↗1/19夕撮影

両方の舟型の月を撮影してみた。1/14と1/19の間に新月をはさんでいる。

うちのベランダは南に向かって眺望があるのだが、これらの月が冬期は両方見ることができる。その理由は、舟型の月が冬期は南寄りで出没するためである。舟形の月は太陽と同じ方向にあり、冬期の太陽の日周運動が南寄りで出没することと連動している。そして冬期の太陽が南寄りで出没するのは、地軸が公転面に対して傾いていて、冬期はのけぞるような状態になっていることが原因である。

逆に太陽と反対の位置関係にある満月は、冬期は北寄りで出没し高度が高くなる。ちなみに次の満月は久々の皆既月食である。

鳴門のうずしお 20170814

| WOO, 地学, 理科 |

WOOの取材で、淡路島南部へ行ってきた。

「うずの丘大鳴門橋記念館」へも行った。私自身はもう5回以上行っている場所なので、ほとんど期待していなかった「うずしお科学館」に入ったのだが、今年3月にリニューアルされていて、とても学習対象として素晴らしい展示になっていた。

ちなみに一昨年2月の拙ブログはこちら

リニューアルされたうずしお科学館のHPはこちら

何がすごいって、鳴門海峡を立体模型だ。周辺地形を完璧にシミュレートした縦5メートル、横10メートルの大型ジオラマに、大量の水を供給/排出するシステムを組み合わせたもので、それに大画面スクリーンによる映像と球体スクリーン映像が絡み、映像とリンクする形で大型ジオラマの中の水が移動する。約20分の映像と水の動きを見ることで、鳴門海峡の潮流やうずしおの発生原因が理解できるというものだ。

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画面左下に現れる福良港(瀬戸内側)と阿那賀港(太平洋側)の干満と時刻のグラフが、鳴門海峡を挟んだ二つの水面の干満差を表しており、それに連動して大型模型の水位が変わり、そして潮流と渦潮が生じる。流れ込んだ側の端から見ると大量の水が流れ込んでくることが、排水音とともに理解できる。

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素晴らしい展示施設である。ほぼ2回転見てしまった。

新たな発見として、これまで鳴門海峡の潮流は、太平洋から淡路島の東を回り込んだ海水と太平洋との潮位差で生じるというのが定説であったと思うのだが、ここでは四国西端から豊後水道を通って、瀬戸内海に入ってきた海水と太平洋の潮位差という説明があった。おそらくこちらの方が新説というか新たな定説になっていくのであろうな。

さすがに近畿中部の自宅でも積雪。

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明け方はチラホラ 7時過ぎ 陽が昇ってくると快晴

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この夜も降雪、翌日・翌々日の出勤は大変だった…。職場は20cmほどの積雪でした。

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☜ 雪合戦
ほのぼのした光景ですな

朝焼け 20161229

| 写真関連, 地学, 生活 |

ほぼ毎朝、日の出を眺めている。今朝は別格の朝映えだった。

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OLYMPUS XZ-1で撮影。シーンモード「夕焼け」で撮影しているので、実際より赤が強調されている。

下の写真は「パノラマ」で撮影。こちらの色合いの方が現実に近い。

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PC290128ベランダの窓にもきれいに映っている。

鹿児島弾丸旅行記

| 写真関連, 地学, 旅行, |

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9月23日早朝から24日深夜までの1泊2日で鹿児島に弾丸旅行してきた。

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ここ数日、平年より気温の高い日(25℃超え)が続いていた。

今日も天気予報は晴れ、予想気温27℃、降水確率午前0%、午後10%。

しかし最後に夕方から夜にかけて雨が降る可能性もある、とも言っていた。

あぁなるほど、だいぶ大地に熱がたまっていて、積乱雲が発生する可能性があるのだなと思った。

そして実際、職場のある猪名川町では、夕方5時過ぎから突風と大粒のにわか雨となった。

https://www.youtube.com/watch?v=qkztdXkPm1w&feature=youtu.be

 

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雨上がりには虹が、そしてコンクリートやアスファルトからは湯気が上がっていたのが印象的だった。

副虹(左側)と主虹(右側)がはっきり見える→

P5100016明け方東の空に3惑星が並んで見える。

金星は西方最大離角明るさが-4.4等

左隣にあるのが木星で明るさ-1.9等

下にあるのが火星で明るさ1.7等

 

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3惑星が更に接近 2015.10.29

P5100028a

Panasonic DMC-G6

PENTAX-A 100mmF2.8(トリミング)

F2.8 1/8秒 ISO6400

火星と金星が接近し、木星から離れていく 2015.11.1

P5100031b午前3時8分撮影 東の空

11.29と同じレンズで撮影したが、木星と火星の視距離(角度)が離れたので、2枚に分けて撮影し合成している。

Panasonic DMC-G6

PENTAX-A 100mmF2.8(2枚の写真から合成)

F2.8 1/8秒 ISO6400

この日は久々に天体望遠鏡を持ち出し観察した。

オリオン座大星雲を観察。ただし図鑑のような色とりどりの絵を期待してはいけない。ぼんやりとした雲のようにしか見えない。

また木星の縞模様(のようなもの)とガリレオ衛星を確認。

しかしRFT望遠鏡のデメリットであるにじみがひどく、見せられる写真にはならず。

日曜日の午後から天気が良くなってきたので急遽,小旅行へ。

半日で行けるところは限られているので車で1時間程度の福崎へ行くことにした。元は生野銀山に行くつもりで、その立ち寄り地程度のつもりだった。留守番の子どもたちには「生野に行くの!」とシャレを言って出かけた。だが福崎だけで十分に見るものがあったので、けっきょく生野には行かなかった。

81a17_0003さて私ごとだが、今年50歳になる。今年はいままでの半生を振り返る旅をしたいとも思っていたので、福崎という地は格好である。というのは、福崎は40年ほど前に私の父の会社が研究所をつくり、父がその初代所長として単身赴任した地なのだ。何度も車で連れて行ってもらった。研究所の近くには播但線の線路があり、そこで列車の撮影をしたり、父の単身赴任先を拠点として福崎駅から方々に出かけたりしたものだ。

82R07_0016そして「青春18のびのびきっぷ」が発売された1982年3月、事件が起こった。詳しくは拙筆「青春18のびのびきっぷのお話」をご覧いただきたい。まぁかんたんに書くと偽造キップ扱いをされて、その後、私をモチーフにしたかのような「青春18キップ」の宣伝看板が掲げられたということだ。

事件当日に福崎駅で撮影した写真→

 

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