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2011年3月11日 午後2時46分発生 その後、余震多数

M9.0(観測史上最大,当初の発表8.4、当日8.8に修正、2日後に9.0に修正)

最大震度7(兵庫県南部地震・新潟県中越地震につぎ3度目)

 

昨日は卒業式でした。

そのあと、2時間ほど懇談をしていて、職員室に戻ってネットを見たら…大変なことに。

近畿地方はたいして揺れませんでしたが、高い建物にいた人は長周期の揺れを感じたようです。

また和歌山県には大津波警報が出ました(これは近畿地方としては初)。

 

東日本の太平洋側は津波の被害が甚大でした。

今回の地震はプレート境界型で、震源が「点」ではなく「線状に400km?」と広範囲だったため、津波が減衰せず、線状の津波となったようです。

 

被害に遭われ亡くなられた方、ご家族の方々へお悔やみ申し上げます。

 

何不自由なく生活できている我々ができることって何だろう?

子どもたちとも話をしていまして、とりあえずコンビニで募金してきました。

募金以外では、被害の現状を詳しく知り、教育の現場で地震の科学的なメカニズムや震災に関する対応方法を正しく教えることが使命だと思っています。

  P1090769 P1090768

出勤途中で虹が出ていたので、車を止めて撮影

虹はどっちに出る?って質問を授業中にしてみたが、正答らしきものが出ない。

うちでも子どもたちに質問してみたが知らなかったようだ。

 

虹は太陽の反対方向に出ます。

 

雨上がりなどでは空気中に小さな水滴が浮かんでいます。

ここに斜めから光が差し込むと、内面で光が屈折を2回と反射を1回します。

このとき光の波長(つまり色やね)のよって屈折角が異なるので、光はプリズムのように分かれます(分光)。

そして、異なる角度でやってくるさまざまな色をみているのが、虹というわけです。

 

ですから虹はお昼の2時には出にくい(^^;)、朝方か夕方が出やすいわけですね。

 

めったに見えないけど環天頂アークってのもある、また機会があれば。

いま勤めている町には中学校の理科の先生は10人もいない。

その中の一人の先生と同教関係の仕事でこの一年おつきあいをしていたのだが、今日、その先生が同じ大学の同じ研究室の出身であることが、雑談をしていて偶然わかった。

ちょうど私が卒業した年に入学してきた形なので、もちろん接点はなかったのだが、共通の知人がいたりして、20年以上昔にタイムスリップしたような、懐かしい話ができた。

ようやく暖かくなってきた&仕事一段落&観察に適した月になってきたということで

朝から月の撮影をしてみた。

Dscf0165 こちらは一眼レフデジカメ S3-PRO を直接望遠鏡に接続して撮影、トリミングと若干の色補正をした。

カメラ内で上下左右の逆転を変換してくれるので、見たままが撮れる。

 

 

 

P1000166

こちらはコンパクトデジカメ LX-2 を接眼レンズに直づけしてマニュアル撮影、トリミングのみ。

直づけ撮影(コリメート撮影)のコツは、セルフタイマーを使うこと。手ぶれを防ぐことができる。

接眼レンズは天頂ミラーをかませているので上下は正しいが左右は逆転したまま。レタッチ時に反転させてもよかったが、比較用にあえてそのまま載せた。

 

コリメート撮影でもけっこう写るのには自分でもびっくり。

午後から天気は快晴に向かい、夕方からは晴れ。

夕方東の空には満月。

久々に天体望遠鏡を取り出し、月の観察。さすがに満月は明るくて、望遠鏡をキャッ プ大を付けた状態で観察した。

続いてオリオン座付近の星間観察。満月の夜ではあるが、空気が澄んでいるのかきれいに見えた。

DSCF0157FinepixS3PROをRFT-SE120Sに直接接続して撮影

今日の実験は吸熱反応。

教科書の 水酸化バリウム+塩化アンモニウム→アンモニア+塩化バリウム水 は演示で。

ぬらしたろ紙でふたをするという部分は、確かに1年での気体の性質の復習になって良いのだが、本来のテーマである吸熱という部分では(演示で行うと)弱い。かといってアンモニア大量発生も好ましくないし。

 

そこで今回は生徒実験で、

クエン酸+炭酸水素ナトリウム+水 という実験を行った。

 

プラのコップに二種類の薬品を入れ、水を加えてかき混ぜるだけ。

マイナス3℃くらいまで下がった班もあった。水の量を調節すると凍ってシャーベット状になる。

プラコップは中が見えるし触って温度を確かめることもできる、これは効果あり。

 

たぶんクエン酸の部分はレモン汁でもできるはず。

家庭なら実験後に砂糖を加えてレモネードのできあがり。

昨日の2年生の実験

鉄が酸化する際の発熱反応について実験してみた。

鉄を速く酸化させるための食塩水、それを保持するための活性炭を、プリンカップでまぜる。

プリンカップは使い捨てできるので給食時にキープしておくと良い。

温度計はデジタル温度計を使ったが、この実験なら充分温度が上がるので、通常の温度計の方が良かったと思う(値の読みも大事なスキルだし)。

ガラス棒を使って混ぜるように指示するとやり過ぎてあっという間に70度近くまで上がってしまう班もあった。多くの班でゆげがでていた。

子どもたちにもなじみの深いインスタントカイロの説明も行ったが、時間の都合で今回の実験との違いを考えさせるまではやっていない。いかに適温を長時間維持するか、次回考えさせたいと思う。

 

事前にどんなグラフになるか予想させてみた。

単に定比例となる、みたいな意見が多いと思っていたのだが、上がり続けるわけがないという大人の常識的な発言もあり、良かった。実際はやってみようということで、上記の混ぜ方の違いからいろいろなグラフになったと思う。

 

生石灰に水を入れる反応も、やっておこうか‥。

校区の小学校で授業をしてきた。

中学校理科への興味付けという目的で、テーマは「何が電流を通すのだろうか」とした。

演示形式で様々な物質の紹介と電解質水溶液を約30種類、これは電流を通すかな?という一問一答にした。

始めてしばらくして金属が電流を通すということは共通認識としてできたように思う。子どもたちは水銀を見るのは初めてで興味を示していた(電流を通すことはもちろんだが、表面張力の強さによる振る舞いに驚いたようだった)。またアラザン(銀でコーティングされたチョコの粒)も電流を通すことも興味を引いたようだ。 CIMG5640

その後、電流を通さない、水・食塩・砂糖・アルコールのうち、水+食塩の組み合わせ(水溶液)が電流を通すことを確認して、他にも塩化銅水溶液やサイダー・果汁、石灰水などが電流を通すことも確認した。濡れた手は汗などで塩分が溶けているので感電することがあるという生活実感と今回の実験が結びついたなら嬉しく思う。

本当はそのあとに、アルカリ性水溶液を酸性水溶液で中和する実験を予定していたのだが、時間切れとなった。子どもたちが活動できる場面が持てなかったのは残念だったが、テーマに対する内容としてはむしろまとまっていて良かったかもしれない。

のは、まぁ当たり前として。その原因をネットで探ってみると‥

  • 酸化物が飛散していく(特にマグネシウムの場合)

以前はマグネシウムを酸化させる場合、金網をかぶせて実験とか指示があったが、最近は見ないなぁ。効果無かったんだろうな。

  • 酸化していない金属が内部に残っている

酸化銅などは実験後に塩酸を加えてみると、よくわかる。酸化銅がとけた後に銅が残ることから確認できる。

  • 金属がすでに酸化している

小さな学校の不利な点だな。何年も前の薬品がいつまでも棚にあるというのが‥。しかも予算が少ないので買い足しも窮窮だし。

  • はかっているうちに酸化したり水蒸気がつく

これは考えたことがなかった‥。そういう意味では細かすぎる金属粉も考えものだな。

地図画像

鹿児島県北部霧島近辺の航空写真です。上空から見ると穴ぼこだらけですな。

一昨年、鹿児島に日食を見に行ったのですが、現在噴火中の新燃岳はそのときに泊まった霧島温泉の近くでした。

大浪池というカルデラ湖があって時間があれば行ってみたかったのですが、行ってたら、なお実感を持ってニュースを見ることができただろうな‥。

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