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年に何回か、東を流れる猪名川の上流(北部)から大阪平野に向けて霧が流れることがある。

3枚の写真をパノラマ合成して若干HDRを効かせてみた。

P1000410_panoramaHDR

HDRとはハイダイナミックレンジ high dynamic range のこと。

201101Sp-091左の写真のように、風景などの明暗差の激しい状況で写真を撮る場合、カメラは(フィルムカメラにしてもデジカメにしても)すべての光の領域をとらえることができない。

左の写真では、雲の部分は白く飛び、建物の影の部分は黒くつぶれてしまっている。

今までちょっとでも露出のことをかじった撮影者なら、明暗のどちらかを優先するか、両方とも犠牲にして中庸な写真にするか、を選択して露出を決定していた。それでも思ったように写らない、ということは良くあることだった。

ところが数年前から、画像処理ソフトで、あるいはデジカメ自身が、露出を変えた数枚の写真を用いて明るいところ・暗いところをバランス良く調整して、一枚の写真に仕上げるHDRという機能が普及するようになってきた。私もHDR編集機能を持つ写真管理ソフトに乗り換え、露出を変えた写真をあらかじめ撮っておき(ブラケット撮影という)、HDR合成をするようになっていた。

しかし、面倒なのだ。HDR編集のためにブラケット撮影するってのは。

ところがPhotoRecolorというソフトは、一枚の写真からHDR合成をしてくれるという。紹介記事を読んで懸賞応募したらどういうわけか当たったので(めったに応募しないのだが)、試しにやってみた。

201101Sp-091HDR

  効果は3段階+カスタムから選べる。左の写真は一番効果が薄いモードでHDR化してみたが、暗部のつぶれはかなり改善されているのが分かると思う。室内でフラッシュ撮影した写真などにも効果があると思われる。

このソフトのメリットは、1枚の写真からHDR化してくれるので、過去に撮影したちょっと残念な写真も蘇らせることができるという点だ。

写真管理ソフトとしてはイマイチ使いづらいので、HDR編集専用ソフトとして使っているが、 4000円程度で手に入るようなので、おすすめしておこうと思う。

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ちなみに開発元はFanfareという会社で、windows3.1~98時代によく使ったお絵かきソフト・Z’s STAFF KID~スーパーキッド(Zeit社~アスキーサムシンググッド社)の開発を後継した会社だった。そういえば画像効果にも懐かしいフィルタがありますわ。

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一昨年(2009年)秋にNIKONから発売されたS1000PJ、1万円を切ったので買ってみた。

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このデジカメ、簡易プロジェクター機能を持っており、撮影した画像を単体で壁などに映して鑑賞することができる。

他のデジカメで撮影した画像は基本NGだが、再生できる形に整形(panasonicのサイトからダウンできるImageCreaterなどを使う)すれば良いので、過去に撮影した画像も再生できる。

直近1年間の写真を入れて入院中の父に持っていってみた。

子どもたちと解説しながら一緒に見た。

 

ちなみに2010年夏には後継機のS1100PJが発売され、こちらはパソコン画像を投影できる(まさに簡易プロジェクター)機能を持ち、画面の照度も上がっている。またこの春にはGE社からも同じコンセプトのデジカメが発売されている(はず)。

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