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昨年買った初代マイクロフォーサーズ機、立て続けに二代目を買ったので使用場面がありません。

スマン!せめてその姿を写真に‥‥。

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今日は午前中が雨、昼過ぎから青空が広がったと思ったら、急に雨とか。不思議な天気でした。

写真はにわか雨の様子です。雨が降っていると思われる場所だけ雲が落ちてきているかのように見えます。

休日2日目。今日は単独行です。

子どもたちに電車に乗って京都でも行こうか、と誘いましたが、家にいる方が良いとのたまうので、一人でガッツリと電車旅です。

スルッとKANSAI 3Daysチケットを購入しました。今回は近鉄の未乗区間を地道に拾う旅であります。

朝のラッシュを避けるため、バスで尼崎駅へ。その後、阪神電車から近鉄へ。

大阪平野の端から生駒山の山腹にへばりつき、一気に高度を上げていく近鉄奈良線の車窓は相変わらず素晴らしいです。capture_01

今回、android端末を持っての移動です。現在地を含む地図、しかも縮尺の異なる地図をシームレスに切り替えながら見ることができるってスゴいことです。

生駒駅のホームに飛び込み乗車対策?のセンサーがつけられていました。生駒から学研都市登美ヶ丘駅へ。

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ふたたび生駒駅に戻って、生駒線の電車待ちの時間を利用してケーブルカー乗り場を見てきました。

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生駒線はWOOの取材で途中の一分駅までしか乗っていません。今回初乗車です。image

生駒線は西に生駒山地、東に松尾山などの東生駒にはさまれた谷地です。どちらの山地も六甲山と同じように逆断層によって生じた山で片側が急斜面で反対側が緩やかな斜面となることが特徴です。今回、生駒山について西側(大阪平野側:急)と東側(奈良側:緩やか)の両面を電車に乗って観察したことになります。

てなことを考えながら、GoogleMAPで確認しつつ、車窓を楽しみます。元山上口駅あたりは、山が迫り、それまでゆったり流れていた竜田川も急にせまく深くなり一瞬だけ上流を思わせる急流となります。

その後、後で登る信貴山の反対側の登り口、信貴山下駅、そして大和川を渡って王寺駅に到着です。

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生駒線の王寺駅と田原本線(たわらもと線)の新王寺駅は100mもなく、ほぼ直線上にあります。同じ近鉄なのだから、繋げてくれれば良いのにと思うのは旅行者だけなのでしょう。JR王寺駅というターミナルに両線がすり寄っているだけで、両線をつなぐメリットはないのでしょうね。

さて、また電車待ちです。今回はandroid端末を持っているので、発車時刻も調べられますが、都市近郊の電車だから頻度もあるでしょうし、時間的なゆとりもあるので、まったく調べることをせず、行き当たりばったり旅です。ここではのんびりと駅前の写真を撮っている間に、田原本201203XZ-064線の電車が行ってしまったようです。約20分待ちとなりました。駅前の商業ビルの地下が食堂街になっているので、昼食にします。お好み焼き「風月」があり、店頭に持ち帰りモダン焼きがありましたので、それを買って、駅前のコンビニでビールも買って、新王寺駅のホームで昼食です。私的には南向きのベンチでうららかな陽光を浴びピクニック気分ですが、周りから見たらええ年のオッサンが昼間っからホームでビールかよ!って感じだったでしょう。

さて田原本線はなぜかスルッとKANSAIのカードに対応していないので、ここは別料金となります。あとで乗る信貴山ケーブルみたいに呈示することで乗せて欲しいものです。

終点・西田原本駅まで乗って田原本線完乗です。橿原線の田原本駅とは駅前ロータリーを共有するような関係で、目と鼻の先。これももうちょっとがんばって接続して欲しいところですな。

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201203XZ-068駅前に旧日通らしき建屋がありました。

201203XZ-072線路脇に柵もなく容易に走行写真が撮れてしまうのは驚きです

さて田原本は桃太郎発祥の地ということで町おこしをしているらしく、ゆるキャラも設定されております。駅前を少し歩いたところに観光案内所があったので解説をお願いしました。

・桃太郎のモデルとされている吉備津彦とその弟や父(孝霊天皇)が岡山や香川・鳥取に出かけて鬼退治をした

・鬼の金棒に象徴される鉄文化の争奪だったのかも

・卑弥呼(か壱与)も吉備津彦の姉妹かもしれない

・吉備津彦が育った田原本町こそ桃太郎発祥の地である

てなことを熱心に語っていただきました。

田原本駅から橿原線で橿原神宮前駅へ、今度は南大阪線で道明寺駅へ。201203XZ-080

次は近鉄でもっとも営業距離が短い道明寺線に乗ります。ここもスルッとKANSAI非対応路線なので、別料金となります。

再び大和川を渡り、わずか2駅、2.2kmで終点の柏原駅に到着。柏原駅はJRの駅なので、そのまま3Daysパスでは出場できません。ちょっと心配になりましたが、あっさりJRの駅員さんが精算してくれました。まぁ日常茶飯事なのでしょう。

ここから今度は近鉄大阪線の堅下(かたしも)駅へ歩きます。小雨も降り出しましたが、たいしたこともなく、5分ほどで到着です。堅下駅は改札が地下にあり駅舎はないようです。

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今度は信貴線と西信貴ケーブルに乗るべく河内山本駅へ。

河内山本駅でまたまた時間があったので駅前散策をします。

今回の小旅行は乗り降り自由なので極力改札外に出ることにしています。JRの大回り乗車だと改札外へで出られない反動かもしれません。

河内山本駅は絵に描いたような地方のターミナル駅です。バスターミナルがあり、駅前広場があり、踏切があり‥‥じつに模型的だと思いました。

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小雨が降ったり晴れ間が見えたりめまぐるしく天気が変わるなか、河内山本駅から信貴線へ。信貴線もたぶん初乗車です。

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信貴山口駅からケーブルカーです。生駒山系南端にある信貴山へ、西面の急斜面を登ります。東面(緩)は先ほど乗った生駒線の信貴山下(しぎさんした)駅からバスです。ケーブルカーとバスでは登れる斜面が異なるということでしょう。

ケーブルの終点・高安山は20年ほど前、車で来たことがあるのですが、ケーブルカーに乗ったのは初めてです。

みるみる高度が上がり、木々の向こうに大阪平野のビル群が見えるようになります。

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ここから信貴山の社寺群までバスで5分ほど。ここの近鉄バスも3Daysの圏内なので乗ってみました。

そして信貴山門バス停に到着。せっかく来たのだから、信貴山の社寺群の見学に行くことにします。

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平日とはいえ、ひとけが無く寂しい‥‥

途中には旅館数軒、半閉店状態のお土産屋さん二軒、観光センター一軒‥‥。

日本最古のカンチレバー橋を渡り、社寺群へ。信貴山門バス停から歩いて15分くらいでした。せまい山肌にゴチャゴチャッといくつかのお寺があります。

ここは聖徳太子が仏敵(!)物部氏を滅ぼす際に、寅の年・寅の日・寅の刻に毘沙門天が現れ、秘宝を授けられ勝利したとの由来から、「信ずべき、貴ぶべき山」として信貴山と名付けたとのこと。そのため巨大な張り子の虎をはじめ、虎グッズがたくさん見られます。201203XZ-101201203XZ-102201203XZ-105

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往路と逆順に河内山本へ戻ります。思えば今回の小旅行で往復したのは最初のけいはんな線(学研都市登美が丘)とここだけでした。

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ケーブルカーは往路とは違う車両でした。ケーブルカーは単純に言うと二つの車両が一本のケーブルでつながれていて一方が下がればもう片方が上がるような仕組みです。エレベーターの籠とおもりの関係も似たようなものですね。

 

河内山本から難波へ。意外にもクロスシートの列車が来てちょっと嬉しかったのは鉄道マニアだけでしょうか。

父が春休み休暇だったので、子ども二人を連れて伊丹へ行きました。

車で20分の近所ですが、今回はあえて川西まで歩き、その後JRに乗りました。

 

その理由は‥‥

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これです。

もちろん父は

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昼間からビールです。

そう、そのための運動であり、電車なのです。

 

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大阪王は中華料理のチェーン店ですが、この伊丹店だけは餃子専門店なのです。

メニューは餃子とビールだけ、ご飯すらありません。この潔さ、堪りませんな。

餃子は、王将のそれと似ていますが若干小さめ、皮がウマいです。

開店の11時をちょっと過ぎた頃に着いて、我々が一番客でした。混雑を予想していたので拍子抜けです。

しかし注文の餃子が届く頃には、10席しかない店内は全て埋まり、並んでいる人もいました。

ただ回転が速いので、行列というほどにはなりませんでした。

良い店です。近所にあれば週一で通うでしょうね。子どもたちはウマいウマいと喜んでおりました。

 

その後、長寿蔵で清酒アイスを食べ、近くの造り酒屋の資料館を見学しました。

・伊丹は清酒発祥の地であること

・戦国大名・尼子氏の有名な家臣、山中鹿之助の長男が伊丹にやってきて、清酒業を始めたこと

・江戸時代は大いに賑わい、清酒は下り船で江戸に送られたこと

・伊丹の鴻池が発祥で、財をなして大坂で両替商となり鴻池新田を開発したこと

・鴻池財閥は三和銀行の母体であること

・伊丹清酒の水は丹水(伊丹の丹)ということ、ちなみに灘は宮水(西宮の宮)、伏見は伏水(そのまま)

などなど学びました。

時間外でVTRを見せてもらったり、解説をしていただいたり、平日に行くとゆとりがあって良いですな。

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写真は上寿司に穴子を2こ追加しています。

穴子は昔の方が旨かったが‥‥トロは最近の方が断然良くなってる。

東豊中団地ができた頃からあるお寿司屋さんだが、主人も客も代替わりしても変わらないものってあるね。

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