講義形式の授業の時、自分の撮った写真やビデオ映像を見せたい時がある。
しかしパソコンやプロジェクター、マグネット式のスクリーンなど一式を持って移動し、セッティング、片付けとなると、けっこう大変なのである。
その一コマだけ授業をすればよいのなら、手間は惜しまないが、実際には次の授業の準備もあるし、生徒対応などもある。
どうしてもよほどの効果があるもの以外は、資料集の写真やお話で済ませてしまうことになる。
しかし。見せたい写真は山ほど有るのに、見せずに終わってしまうのは、毎回残念に思っていた事であり、写真を趣味にする私にとっては忸怩たる思いである。
そこで、意を決して持ち運びができるサイズのプロジェクターを買った。
そんなに大きく映すわけでも、屋外で映すわけでもないので、それなりの明るさでよい。
(と言っても昨年買ったプロジェクター付きデジカメは、明るさが10ルーメンでさすがに力不足であった)
買ったのはアドトロンテクノロジーのQUMI-Q2、後発のDell-M110と迷ったが、MS-Officeのデータがそのまま映せるのがポイントとなった。
写真の上の部分がプロジェクター。下は‥‥巨大モバイルバッテリである。今回プロジェクター購入と同時に注文した。
もちろんプロジェクターにはACアダプタが付属しているが、持ち運びを考え、なるだけコードレス化を目指したのだ。
(まぁバッテリとの間はコードデスが)
サイズは162x102x32mm、かなり小さい。子どもの弁当箱くらいか。
左の写真で腕時計と比較して欲しい。サイズがおわかりだろうか。
この小ささで明るさは300ルーメン。
教室内で1mくらいの距離からなら十分な明るさである。
>>>>と思ったのだが、先日実際に使ってみたところ、明るさは不十分であることが判明。冬場は室内まで光が入り込むためだ。
バッテリは23000mAhの巨大サイズ。19V3A出力のできるものを探してこれに行き着いた。
実験してみると、フル充電から、プロジェクターをつけっぱなし(3秒おきにスライドショー)にして、2時間30分ほど持った。
まぁ一日使う分には十分だろう。つけっぱなしにするような使用状況ならACアダプタをつなぐだろうし。
ちなみに外観が同じで出力が2Aのものが多く出回っているので、購入する際には注意が必要だ。
こちらは小型USBメモリ。今回買ったプロジェクターはMicroSDカードとUSBメモリに対応している。
USBならPCとのやりとりも間違いなくできる。このUSBメモリに必要な画像や映像を入れておき、プロジェクターに指せば、
上のセットを持ち運ぶだけでどこでも映写することができるわけだ。
ちなみにPPシートを使って折りたたみ式のスクリーンも作った。持ち運びを考えて写真のように4つに折りたためるようにしている。
PPシートは表面が梨地っぽくなっているので、光を適度に反射する。そしてしなやかなので、カッターで軽く切れ込みを入れると折れ曲がるけど切れないという絶妙な素材だ。
裏面には黒板に貼れるようにマグネットをつけている。収納時はこのマグネットどうしがくっついて勝手に展開しないので便利である。