ようやく涼しくなってきたなと思ったら、もう冬の寒さである。
今年は秋が短かったなぁ。
そんな中でも旬を迎えた食物は季節を感じさせてくれる。
今回記すのはサツマイモと柿についてである。
サツマイモは色々と品種があって迷うが、この記事を書くに当たり調べたところ、味と食感という2つのベクトルがあることが分かった。
甘い<>あっさりと、ねっとり<>ホクホクの2つある。
しかしながらそれをチャートにすると甘い・ねっとりとあっさり・ホクホクという2象限にほぼ比例状に品種が並ぶことが分かった。
ふだん良く購入するシルクスイートや紅はるかは、ともに甘い・ねっとり系であった。
調理はコンベクショントースターに放り込むだけである。大きさによるが40~50分加熱すると、ねっとりと甘い焼き芋ができあがる。
食べたいサイズに切って、スプーンで内側をくりぬくように食べる。皮は固くなっているので、ほぼほぼきれいに食べることができる。
柿は好きなのであるが、皮を上手にむけないので敬遠していた。しかし最近は安いスーパーで投げ売りされている「熟れすぎて売れ残っている」商品を買ってくるようになった。
ずばり皮は剥かない。包丁で十字に切り開き、これまたスプーンですくって食べる。
とろっとろの完熟なので砂糖より甘い。今の砂糖が使われるお菓子が広く流通する江戸時代より前には、今の果物を菓子と呼んでいたようだ。
古来から日本にあったであろう柿は伝統的な菓子だったのだろう。